聲の形~the shape of voice~/2016年/日本

スポンサーリンク



あらすじ

西宮硝子が転校してきたことで、小学生の石田将也は大嫌いな退屈から逃れる。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざす。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れることにし……。

シネマトゥデイより

キャスト

【石田将也】入野自由
【西宮硝子】早見沙織
【西宮結弦】悠木碧
【永束友宏】小野賢章
【植野直花】金子有希
【佐原みよこ】石川由依

スタッフ

【監督】山田尚子
【原作】大今良時
【脚本】吉田玲子
【音楽】牛尾憲輔

感想

アニメーション製作が京都アニメーション、監督を「けいおん」シリーズでお馴染みの山田尚子が手掛けた感動のアニメ映画。主題歌は、aikoの「恋をしたのは」。

もどかしさが、青春って感じで味があります。こういう、学園もののアニメを観ると必ずと言っていいほど、泣いちゃいます。前の職場の60代の所長の口癖が「今より若い時はない」でしたが、歳をとると実感していきますよね。今より若い時はないと。

後悔は後を絶えず、「正しい道より、楽な道を歩んでるだけ」みたいなセリフがあったが、正しくこれです。楽な道ばっかり歩んできたから、現状があるんやなと。でも、考え方を改め、「頑張らないことを、頑張る」生き方にシフトして行こうと、2020年の抱負にしました。

こういう学園ものを観て、「あの時ちゃんと勉強しとけば良かった」なんて思うけど、勉強なんて今からでも出来るし、中学生に戻っても同じ道を歩む自信があります!

でも、やっぱり泣いちゃいますよね。青春って素敵やん。「つき」って素敵やん。「ばか」って素敵やん。夏目漱石は、I love you.を「月が綺麗ですね」と比喩したように、だしょうが「つき」と聞き間違えた所もそういった意味も含んでいるのかなと、勝手に想像しました。「ばか」って言葉に、喜怒哀楽の「哀」を持っていかれるとも思いませんでした。

最初この映画のタイトル見た時に、「かにの形」って見間違えていて、「またね」という手話が「蟹の爪」みたいな感じのチョキの手だったのが印象的でした。後、高校の時に先生が言ってたが、英語圏でもアメリカとイギリスで手話が違うと聞いた時は、衝撃的でした。英語って共通語やのに、手話は違うって不思議ですよね。文化の違いってやつですかね。「蟹」と読み間違えた「聲」という漢字には、「声」だけでなく、「声と手と耳」を使った、コミュニケーションを表しているんだと、当時の自分に言ってあげたいです。

最後になりましたが、京都アニメーションの事件「亡くなられた方々の御冥福と、会社のいち早くの復興を心よりお祈りします」。そしてまたいっぱい、こんな良い作品を作っていって欲しいです。

評価

☆4.5/5

スポンサーリンク



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です