ROOM(ルーム)/2014年/カナダ他

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あらすじ

施錠された狭い部屋に暮らす5歳の男の子ジャック(ジェイコブ・トレンブレイ)と、母親ジョイ(ブリー・ラーソン)。彼女はオールド・ニック(ショーン・ブリジャース)によって7年間も監禁されており、そこで生まれ育った息子にとっては、小さな部屋こそが世界の全てだった。ある日ジョイは、オールド・ニックとの言い争いをきっかけに、この密室しか知らないジャックに外の世界を教えるため、そして自身の奪われた人生を取り戻すため、部屋からの脱出を決心する。 (シネマトュデイより)

キャスト

ママ / ジョイ・ニューサム – ブリー・ラーソン
ジャック – ジェイコブ・トレンブレイ
ばあば / ナンシー – ジョアン・アレン
オールド・ニック – ショーン・ブリジャース
じいじ(ジャックの実の祖父) / ロバート – ウィリアム・H・メイシー
レオ – トム・マッカムス
パーカー巡査 – アマンダ・ブルジェル
グラボウスキー巡査 – ジョー・ピングー
ミッタル医師 – キャス・アンヴァー
弁護士 – ランダル・エドワーズ
インタビュアー – ウェンディ・クルーソン

感想(ネタバレ)

実際にオーストリアで起きた監禁事件を題材にした映画で、実際の事件は実の父親に24年間監禁され、その間に7人の子供を出産していたという、それも2008年に発覚したことなので、結構最近!!こんなサスペンスな題材を、感動の作品描いたことが素晴らしい!

 

 

 

 

※以降ネタバレ注意

映画のタイトルが「ルーム」なので、部屋の中での葛藤を描き、最後命からがら脱出できてハッピーエンドと思っていたので、最初の脱出で成功するとは思いませんでした。しかも、まだ半分くらいやったので、

「あぁ、いつものパターンね」

って思いながら観てたので完全に騙されましたwその先の苦悩を描いた映画です。

 

監禁されている間に両親が離婚して、母親は再婚しとるってどんな気持ちなんやろ?

実の父親の方は「ファーゴ」にでてたウィリアム・H・メイシーで、情けない男の役が多いんですねwみかけるたんびに、情けない役演じとるし、それが上手いんですよ!ジャックのことを直視できずに、ジェイに問い詰められたり。でも、実際に自分の娘がと考えると、その気持ちわからんでもないんですよね。どう接して良いか分からんのが普通な気がする。7年ぶりに娘に会って、その間に離婚もし、犯人との間に生まれた孫もおるって。想像できんww

 

再婚相手の父親の方の存在感もすごかった!背中から伝わる優しさが滲みですぎ。おるだけで安心感を与える父親ですね。その上、一番ジャックとコミュニケーションをうまく取れてたのが、レオやったと思います。離婚して正解でしたねww

 

ジェイは高校生のときに誘拐され監禁されたから、体は成長して大人になっているけど、心はまだ子供のまま。子供のために必死に母親になろうと頑張ったけど、実家に帰り昔の写真をみたりして、段々と精神が保てなくなっていき。キャスターの質問で一気に精神崩壊してしまった。子供の幸せを願うなら、違う選択肢もあり、監禁された場所で育てるのは母親のエゴなのか?くそみたいな質問やけど、核心はついた質問でした。でも、生きる上で希望って大切なはず、それが孤独との闘いならなおさら。結果的にジャックが生まれたことで、希望も生まれ、外の世界にでれることができたのですが。答えのない質問ですよね。母親はいつだって強い生き物なんです!

 

この映画から学んだことは、変化を恐れず外に飛び出す勇気です!

ジャックはしきりに監禁されてた場所に帰りたがりますが、ジャックにとっての普通な生活はそこにあり、外の世界は怖いもの。最後に「バイバイ」することができ、新しい人生を歩んでいったジャックを見習いたいです!

評価

☆4.0/5

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