ペンギン・ハイウェイ/2018年/日本

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ペンギンが海から陸に上がるときに、決まって辿るルート「ペンギン・ハイウェイ」。

あらすじ

少し不思議で、一生忘れない、あの夏の物語。

小学四年生の少年アオヤマ君は、一日一日、世界について学び、学んだことをノートに記録する。利口な上、毎日努力を怠らず勉強するので、大人になったときにどれほど偉くなっているか、見当もつかない。
そんなアオヤマ君は、通っている歯科医院の“お姉さん”と仲がよく、“お姉さん”はオトナびた賢いアオヤマ君を、ちょっと生意気なところも含めかわいがっていた。
ある日、アオヤマ君の住む郊外の街にペンギンが出現する。海のない住宅地に突如現れ、そして消えたペンギンたちは、いったいどこから来てどこへ行ったのか……。アオヤマ君はペンギンの謎を解くべく研究をはじめるのだった。
そしてアオヤマ君は、“お姉さん”が投げたコーラの缶が、ペンギンに変身するのを目撃する。ポカンとするアオヤマ君に、笑顔のお姉さんが言った。「この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」
“お姉さん”とペンギンの関係とは? そしてこの謎は解けるのか?(公式サイトより

 

ペンキン・ハイウェイの予告動画

 

作品概要

原作は森見登美彦『ペンギン・ハイウェイ』です。森見登美彦さんはほかにも、『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』などを書いており、『四畳半神話大系』は知っていたのですが、そこまで気にならず、2017年に公開された『夜は短し歩けよ乙女』でファンになった、まだまだヒヨッコなものです。映画も最初、アジカンが主題歌やってるということで、気になって観に行っただけなんですけどね(笑)でも、そこから、ちょっと原作読んでみようと思い読むと、その世界観に一気に惹かれて、気づいたら毎週森見作品をTSUTAYAに買いに言ってました。小説読むの遅いので、通常2か月はかかるので、オレの中でかなりのハイペースなんです。

『ペンギン・ハイウェイ』は3作目の森見作品になります。『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話大系』の次に読んだのがこれで、最初に読んだ二つは京都を舞台にしており、単体で一つの作品にはなってはいるが、登場人物につながりがあり、両方知ってたらより面白いんです。なので、『ペンギン・ハイウェイ』もどこかで繋がっているのかなと思いきや、まったく繋がっていないです。

『ペンギン・ハイウェイ』の主人公は、勉強熱心で努力家でおっぱい好きな小学4年生で、『四畳半神話大系』の主人公は絵に描いたような、ダメダメな大学生なのですが、もしかしたら、勉強し過ぎてあんな結果になってしまったのでは!?みたいないらん推測などしながら読んでしまいました。これも、森見ワールドの一つだと思います。作品同士に繋がりをもたすことで、まったく関係ない作品にまでもその影響をもってくるとは。なかなかやり手な作者です。

映画情報

  • 主人公の声:北 香那
  • お姉さんの声:蒼井 優
  • 監督:石田 祐康
  • キャラクターデザイン:新井 陽次郎
  • 脚本:上田 誠
  • 音楽:阿部 海太郎
  • 制作:スタジオコロリド
  • 原作:森見 登美彦

ペンギン・ハイウェイ (角川文庫) [ 森見登美彦 ]

価格:691円
(2018/4/17 21:36時点)
感想(6件)

映画の感想

RPGのオープニングのような、今から冒険に走り出しそうな壮大な音楽で始まり、序盤から一気に幼少期の思い出を、おっぱい好きのアオヤマ君に乗せることができました。原作を忠実に再現していた点も良かったです。ただ、自分が原作読んだ時に想像していた、ハマモトさんと違ってたのが残念です。やっぱり、小学校の時に好きやった子に似た子を想像して読んでしまっていたので、ハマモトさんだけ違うけど、あとは想像通りの感じです。

あと、今日気づいたことが、「ひと夏の青春」を描いた映画が好きってことです。ひと夏の青春でも、病気にかかって死んでいく、よくある邦画の映画は大っ嫌いですけどね。あれみんなどんな感情でみてるんですか?(笑)「はいはい、そのパターンね」って中学生くらいの時にはなってませんでした?旬の俳優や女優使って、恋愛さしてどっちか死んでいくみたいな(笑)

ついつい、上映前にそんな映画の予告が流れていたので愚痴っちゃいました。もちろんペンギン・ハイウェイは、そんなパターンのやつじゃない、ひと夏の青春を描いていますよ。童心にタイムスリップできるような、森に入っていくたびに、森の中に秘密基地作って拾ってきたエロ本読んだ思い出や、ハマモトさんみるたびに初恋の甘酸っぱい思い出が蘇ったりして、そんな体験させてくれる映画って素敵やん。映画もファンタシー要素が強くて、最後ペンギンに乗って世界を修復しにいくシーンなんて、ワクワクが止まらなかったですもん。それでいて、最後ちょっぴり切なくなり、青春を上手く描いとるなって思いました。

そんな、青春時代の思い出とファンタジーを融合させてくれる映画です。大人になったアオヤマ君を想像すると面白いですよね。ダメダメな大学生になっているのか、あのまま順調に成長していくのか。オレは前者であって欲しいですが(笑)

まとめ

アジカンの曲を聴きに劇場に行って、森見作品に出合えたのでアジカンにも感謝です!今回の主題歌もアジカンでお願いします。そんな期待も込めて『夜は短し歩けよ乙女』の主題歌貼っておきます。←これ書いたときは、まだ主題歌が決まってなかったんですが、残念ながら宇多田ヒカルでした・・・。ちょっとゆったりし過ぎているかもしれませんが、切なさ的に「聖者のマーチ」がエンディングで流れてきたら、100点満点やったのに。。次回の森見作品はちゃんとアジカンでお願いします。俺の中では、アジカンのエンディングを含めて森見作品なんやから!

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